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Heaven and Earth

Ancient Forest

Amazing Grace

Diamond Dust

Birth

映画・テレビ

2018年9月 5日 (水)

いつかまた

平井堅の歌で、「Ring」というのがあり、
その中の歌詞に、
「本当は誰もみな 声にならぬ叫び抱えて
もがいては諦めて 今日という日を塗り潰している」
という一節がある。



人は時に生まれた時代の大きなうねりに巻き込まれてしまう。
先の戦争でも、大切な人との時間や絆が無残に引き裂かれた。
そのため、せめて手紙ででもと無数の手紙が記された。




先日のNスペ「届かなかった手紙 時を超えた郵便配達」は、
とても感動的で涙した。



激戦の地で死の間際まで、故郷からの手紙を
大切に肌身離さず持ちながら死んでいった兵士たち。
彼らは自らが極限の状態にありながらも、
故郷の肉親を思い筆を執った。



戦地へ送られた手紙が73年という歳月を超えて
帰ってきて、見知らぬ父の思いが

今は高齢となった息子に届いた瞬間‥。
その暖かな思いは、確実に時を超えて伝えられた。



「いつかまた」。
戦場に出向いた者は、いつかまた故郷に帰りたいと願いながら
戦死してしまった。



戦後世代にとっても貴重なドキュメント。
ぜひ多くの人に見てもらいたいと感じた。






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2018年8月17日 (金)

責任なき戦い

「ノモンハン 責任なき戦い」を見た。
キーワードは、責任。
その戦争が関東軍の思惑通りに勝っていたら良かったのか、
負けたから、その責任なのか。
いや、そうではあるまい。



誰もが自らに都合のいいように解釈し、嘘をつく。
情実で判断し、責任転嫁を繰り返す。
それは人の世の実相であり、限界以外の何物でもない。



責任を本来負うべき人間はうまく生き延び、
死ぬ必要のない人間には自決を迫る。
全容の一部を知るだけで、調査した司馬遼太郎の気持ちに共感する。



その二年後、日本は曖昧な意思決定で真珠湾攻撃に突入し、
インパールでは似たような構図で更に悲劇を繰り返すことになる。



あえて名は伏せるが、戦いの中心的な人物は、巧みな弁舌で人々を魅了したらしい。
前にも記事で書いたことではあるが、私は一人ひとりが多数や権威の言葉を

盲信せず、自らの頭で冷静に考えることの重要さを思った。



それが、あのモンゴルの原野で骨となり
今なお風雨にさらされている戦死者が無言のうちに教えてくれている
ことに思える。







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2018年4月13日 (金)

こらえて

少し前の「情熱大陸」。
半崎美子さんの回でした。




こんなに泣ける曲も無いような‥。
人の様々な形の苦しみに寄り添い、そして応援する。
癒しであり励ましの歌詞と、心地よいメロディ。




このドキュメントの中での
ある観客の女性の言葉。
「自分自身がこらえていることが
 表に出していいんだよって気持ちが、涙に‥」
人って形は違えど、だれもが何かを「こらえて」
生きているのではないでしょうか。




番組の中では、
半崎さんの飾らない魅力的な人柄と共に
人の辛さに感情移入できる優しさとパワーを
十分に感じさせられました。
これからも活躍を期待したいです。








隣りの和木町の「さくら遊園地」には
良く管理されたチューリップが
咲いていました。
これから本格的に咲こうとする藤の周りに
既に多くの
温厚なクマバチが飛んでいました。




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2018年3月18日 (日)

anone

予告映像で、あのタイトルの書体を見た時に、
あっ、て驚き‥、再び坂元裕二の脚本ドラマが見られることに喜んだ。





あれから、数か月。もう来週で「anone」も最終回。

先回の9話は途中二度泣いたけど、録画してまた見たので

合計4回泣いた。
何処で泣けたのかは、見た人なら必ず分かるはず‥。
ヨメは二度目を一緒に見たけれど、涙は無かった。
感じ方はいろいろ。成行きの心配の方が勝ったらしい。






私なりの感じ方‥。

ハリカ(ハズレ)は不幸な境遇ながら、限りない純真さとやさしさの主役。
カノンさんこと彦星くんは、冷静でとても重い病という自らの境遇を受け入れている。

亜乃音さんは、物語の中心にふさわしいバランスの取れた人柄。

青羽さんも持本さんも相手に誠実で温かい。いずれも厳しい境遇に落ち込むことが

あっても前を向いて懸命に生きている。
中世古や玲は、誰もが持つ欲望や弱さを表している印象。弱いけど、悪人ではない。

愚かさを隠さないのは衝動的で突然に死を遂げる西海。
法律事務所の万平や、中世古の妻である結季は普通の常識人。ゆえに時に厳しく映る。
玲の息子の陽人は、絵が上手くて幼くして既に重い荷を負ってしまっている。

そして外せないのは、青羽さんの亡くなった娘が幽霊となって登場する
哀しい交流の場面。他の人に見えなくても、人にはこういう支えが必要。





誰もが何らかの辛さを抱えていて‥、
偽札づくりという犯罪の渦に次第に巻き込まれ
運命が狂い始める物語だけど、
どの人物も憎めないし、根底に羨ましいような優しさや温かさが満ちていて
みんな安らかなラストを迎えて欲しいなと願ってしまう。








写真は蔵出しで、洋ランの一種。
いろいろ慌ただしくしていたら、梅も一番良い時期を過ぎていました。



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2017年12月27日 (水)

ふたりの桃源郷

先回の記事の関連で、
「ふたりの桃源郷」について。




 

地元局ということもあり、

良いドキュメントだな~、と。
初めて見てからもうかなりの年月が経ちました。

結局3回位は見たかも‥。




その後も高い評価を受けて
映画になったり、
今でも日本の何処かで見られているのには驚きましたが

でも、それも頷ける出来栄えです。

 



私の地元の方言や

すぐ近くの生活圏でのいろいろ

山口銀行や美和病院での出来事など
特別な親近感を持って見ました。

 




私が特に心を打たれたのは

山で暮らす高齢の夫婦を心配し

気遣う三姉妹の優しさ温かさでした。




 

物が溢れる世で、不便さを楽しみ
山での人生を謳歌したご夫婦。

それを取り巻く、とても温かい娘たち。

やがて誰もが直面する老いと病。
心洗われる作品です。

2017年12月14日 (木)

記憶の澱

地元の山口放送制作の「記憶の澱」を見た。

2017年民間放送連盟賞「テレビ報道番組」最優秀賞を受賞した作品。

あの「ふたりの桃源郷」の佐々木聰監督の作品である。






先の戦争がもたらしたものは何だったのか。

戦争体験者の心の奥底に「澱」のように刻まれた事実。

そこで語られるのは、まさに信じがたいような衝撃的な体験。

それは当時、間違いなく行われた狂気。

被害者であると共に加害者である人たち。

何十年が経過しても消え去ることのない記憶、後悔。






戦争心理と言えばそれまでだが、

いつの時代も自分できちんと考えること、自分で判断し
決めてゆくことの大切さを思った。





先日、池上彰の番組で、司会する彼の考えを聞くでもなく、

一人物としての池上への信頼から、

無考えに同調しようとするある出演者に対し、

そここそが問題であり、自分で見極め判断し決めてゆくこと

そのことを自ら停止し、他の人に委ねてしまうことの

危険、怖さを伝える場面があったと聞く。





消去法で決められないことを

多数決で最も多い意見に集約して決めていくけれど
大勢が行った先は、結局間違いであったことに後で気付く。
残念ながら、それが人の世の常‥。




 

 

厳冬が来ましたね。
少し前の情景ですが、

トンボが寒空の下で

最後の時を懸命に生きていました。

 



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2016年12月19日 (月)

こころおきなく‥

山口発地域ドラマ「朗読屋」。
予告で読まれていた、中原中也の「帰郷」。
言葉に酔わされるような感覚。




中也の全集、どこにしまったっけ‥、
探さなきゃ‥。




少し前の寒波で一面雪に覆われました。
静かな島根の盆地は、さらに静かです。




玉ねぎが、
負けるもんかと
いい感じ出してました。






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2016年12月10日 (土)

小宇宙

足元の小宇宙 絵本作家と見つける生命のドラマ
このタイトル、確か‥??って思っていたら、

2013年版の第二弾だったんですね。




日頃、私は毛嫌いしている雑草に
これほど温かい眼差しを注いでいる人がいるとは‥。




現在85歳の絵本作家、甲斐信枝さんのことは
番組で初めて知りました。
草花を描き続けて60年以上とのこと。




なんて魅力的でやさしいお人柄。
純真な子供のような感性。
的確な観察と、素晴らしい描写。

こちらも感動を貰えてうれしくなりました。




そして、草花に秘められた戦略とたくましさ。
驚きの営み。そして美しい造形の数々。




私は、いつもこの暗黒の宇宙にボツンと浮かぶ
このまん丸の地球の不思議を思うのですが‥、
その上にひろがる様々な世界の
それもほんの小さな小さな足元のドラマ‥。
でもそこにある、とて~も広い世界を
垣間見させてもらいました。







写真は、最近の初冬のスナップから‥。




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2016年4月 9日 (土)

竹蔵

日々を丁寧に暮らすこと。

ひとりの人間として家族にも接すること。
威厳でも感情的でもなく、
丁寧に向き合う。




「とと姉ちゃん」を見ていて、

ふと‥、
「すずらん」で描かれていた、

後に出征した父が、生まれたばかりの
我が子にした挨拶を思い起こしました。



そこに生まれる「温かさ」。
ひとつの理想のような‥
あるべき親の姿を見せてもらったようで
ジーンとして涙が‥。







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2016年3月 5日 (土)

純と愛

最近、親族に重病人がいまして毎日回復を祈りつつ、ブログの方は長いお休みになってます。それなのに「ポチッと」をくださり有難うございます。
先回の記事はドラマがテーマだったのですが、今回もドラマで少し書いてみます。


少し前の話なのですが、年末に大阪発の
NHK朝ドラコンサートというのをやっていまして、
その中で、「純と愛」を「異色の傑作」と紹介していました。


「純と愛」については、世間の大勢は否定的な意見が多いことを知っています。私の義兄は現実的ではないという感想も‥。つまり嫌いみたいなのです。でもでも、少数派かも知れませんが、ある人の感想で「今までの朝ドラで一番好き」という意見があったのを憶えています。

 


なるほど、確かに‥。実は私も同意見で、むしろ気に入っていました。

細かい気になるところはいいんです。むしろ他のドラマのように小さな笑いでごまかして行かないところが、むしろ現実的ですし、簡単にくじけないところも好きでしたね。

他の人の言葉にあったように斬新であり、画期的でした。


確かに試練多すぎですし、心情的にはラストシーンはハッピーエンドにして欲しかったですが、脚本家の見方が色濃く出たのだと思います。印象的なシーンもたくさんありました。

個人的には、人気の「あまちゃん」の軽さの方が苦手でした。

 


吉田羊さんや、岡本玲さん、風間俊介さん、そして主役の夏菜さんほか、画面で見かけると思い出して嬉しくなります。



私も試練に負けずに、前向きでありたい。そんなこと思いながら、朝のひと時の元気というよりもっと大きな元気をもらえたようなドラマでした。








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